活動報告

水戸市と水戸市建設業協同組合は合同で技術研修会を実施

 水戸市と水戸市建設業協同組合は合同で6月21日、技術研修会を「都市計画道路3・3・2号中大野中河内線(松が丘工区)橋梁下部工(3工区)工事」(姫子1丁目)の現場で実施しました。参加した若手技術者は場所打杭の施工状況を視察し、技術の向上に努めました。
 技術研修会は若手の職員や組合員の知識の向上・普及を図るとともに、市と組合の交流を深めようと、組合の次世代会(横田修一部長)が中心となって計画しています。市から31人、組合から17人が参加し、1班と2班に分かれて開催しました。
 水戸市が発注した同工事の施工は株木建設㈱茨城本店。
 1班の研修で水戸市財務部契約検査課の讃井正俊技正は「技術の向上と市と組合の連携および協力体制の円滑化を図ることが目的となっている。熱心に受講し、今後の業務に生かしていただければ」とあいさつ。
 同組合の根本勝義理事長は、研修開催に尽力した市と株木建設に感謝の意を表すとともに、研修会の意義を強調。「貴重な機会であり、しっかりと勉強していただきたい」と念願しました。
 研修では市が事業工程を説明し、同工事の現場代理人・監理技術者である飛田和則氏が工事概要を説明。その後、施工状況を視察しました。
 工事内容は橋台工(A1上り線)として逆T式橋台N1基、基礎工として橋台(場所打杭、N6本)、斜路階段(場所打杭、N1本)、その他に土工、仮設工、付帯工一式。工期は2021年12月23日まで。
 現場は準備工、軟弱地盤処理工が進み、現在は橋台工・仮設工として橋台・斜路階段の場所打杭が行われています。参加者は鉄筋かごの状況や生コンの打設、掘削状況などを視察。質疑応答を行うなど施工状況を研修しました。参加者は「大変参考になった」と感想。現場を説明した飛田氏も「皆さん熱心に視察され、勉強になった」と話しました。
 同組合では次世代会が中心となり市と協力して若手技術者を対象に毎年、現場研修を行っています。