10月15日、平成30年度安全大会を水戸市の県建設技術研修センター大ホールで開催しました。安全標語や優良工事などの表彰を執り行うとともに、安全についての講話で労働災害撲滅への意識を高め、無事故無災害に取り組むことを誓いました。

　冒頭、大会会長を務める秋山理事長は「建設業を取り巻く環境は厳しいが、安値受注やコスト削減が安全管理の意識の低下にならないようにしていかなければならない。安全衛生の原点に立ち返り、労災防止、安全意識の向上に努めてまいろうではありませんか」と呼び掛けました。

　災防委員会事業報告に続き、安全標語表彰、安全優良工事表彰が行われ、秋山理事長から受賞者に表彰状が手渡されました。

　受賞者代表者謝辞では（株）西山工務店の宮内典仁氏が「受賞は水戸市役所担当課方々のご指導と関係各位のご協力の賜物で、深く感謝申し上げる。労働安全の重要性を肝に銘じ、一致団結して安全作業に取り組んでまいる」と決意を披露しました。

　来賓の高橋靖水戸市長は、市の各種事業の進捗に触れながら、地元の建設業の重要性を強調し、「魅力ある業界として事故のないよう安全大会を通じて再確認していただきたい。公共事業を通じて健全なご発展を」と期待を表しました。

　佐川正孝水戸労働基準監督署長は、管内の建設業の死傷災害は減少傾向にあることなどを紹介し、「労働災害発生の要因をつくらない取り組みをぜひお願いしたい」と呼び掛けました。

　講話では、色彩心理の専門家である松尾久美子氏が「色でつくる現場の安全」について解説。色が安全に大きく関わっていることを力説しました。

　最後に、（株）綿正工務店の滑川響輝氏を中心に、参加者全員で安全宣言を唱和し、労働災害の撲滅に取り組むことを誓いました。

　各表彰の受賞者は下記のとおりです（敬称略）。