活動報告

技術研修会を開催/新ごみ処理施設造成工事現場でドローンなど学ぶ

 当組合(秋山進理事長)は9月9日、土木下水道委員会(新井和彦委員長)の主管による技術研修会を、株木・菅原・髙橋商事JVが施工を進める水戸市発注の新ごみ処理施設用地造成(第3工区)工事の現場で開催しました。組合員、同市職員総勢60人以上が参加し、ドローンを利用した現況測量やコマツ茨城㈱によるICT技術活用例について学びました。

 冒頭、秋山理事長は「労働者不足が進む中、国は約120カ所にICTを導入するなど、これからは効率性と生産性の向上が重要になる。本日の研修で学んだことを技術向上につなげ、地域になくてはならない建設業者として仕事にまい進してほしい」とあいさつ。

 同市の新ごみ処理施設は、下入野町地内に新清掃工場や最終処分場などを整備するものです。2020年3月末の完成に向け、現在は造成工事が進んでいます。

 研修では、監理技術者の田中謙一所長(株木建設㈱)が現場の状況やドローンの性能を紹介。ドローンを実際に操作し、導入の利点について説明しました。

 同JVが使用するドローンは、高度100mから現場(約10万㎡)の写真を約20分間の飛行で400~500枚撮影することができます。田中所長は「10cm単位で土量を測ることができ、普通なら一週間かかる仕事が短時間で終わるため工期短縮にもつながる」と話しました。

 その後は現場事務所に移動し、同JVが工事概要や3Dによる測量状況を説明。続いてドローンによる現況測量状況・3Dソフト、ICT技術の活用例の解説がありました。

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ドローン測量などについて学んだ

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秋山理事長